米よりパン派

ねえ信じて思い描いてる未来の方が

ネガポジポジを見て欲しい。

ネガポジポジ、ただ加賀楓さんが見たい一心で見たのだけど演劇として想像以上の良さで感想を書いている次第。小劇場の演劇っぽさがある。好き。

という2年前にU-NEXTで見た感想を、「加賀楓さんのオタクにネガポジポジ見て欲しい!!!」という気持ちがたった今湧きあがったので上げています(笑)

 

正直一回見ただけでは話の内容全てを理解するの難しいし、ゆみとりさのキャラクターも演者によって結構解釈が異なりそうで考察のしがいはアリアリ。(3パターン合わせて5時間見る気力がなかったのでBとCは飛ばし飛ばし)

高校演劇をしていたときに誰かが言っていた、全ての解を示してしまうのではなくて見る人の解釈に任せるっていうのを思い出した。

変てこりんな歌も、4姉妹の濃さもテンポが良くて、少々難解だけど ぐだらないのが良い。

 

以下ネタバレ含む感想考察↓

 

 

 

 

りさ役加賀楓さん、思ってた以上にこじらせ女子が似合う。ちょっと田舎っぽくてイケてる女子になれない卑屈さが「オシャレで金持ちでかっこいい憧れのゆみちゃん」をこじらせにこじらせている…。前半、ゆみの前では出せない本当の自分が出てくるときとか姉妹と会話してるときの半ギレ演技がめちゃくちゃ好き。

いや〜〜〜〜〜〜〜生きるのが下手!!!!!


ゆみ役りこりこの妙な色気よ…なんだあれ…

火をつけようとする前のシーンとか、りこりこの色気で間が保っている……

りさはめちゃくちゃネガティブだけど、ゆみってポジティブなのか…?でもりさから見たら苦悩してなさそうでポジティブっぽいのかもしれない。


りさは結構ずっと懇願してる。「ゆみちゃんみたいになりたい」「私の憧れのゆみちゃんでいて欲しい」「変わった私を認めて欲しい」「友達になって欲しい」…


「ありがとう」と「ごめんね」がずっと言えないプライドの高いゆみ。

そう、確かにゆみの言う通り、りさはゆみの表面しか見えていないのにめちゃくちゃ執着してくるから、山岸ゆみは加賀りさのこと本来そんな好きでもないのに「あなたに助けて欲しい」って思う程にはこの子は私を見捨てない嫌わないって気持ちがあるんじゃないか。むしろゆみの方がりさ自身より彼女のことを分かってる感すらある。


私はあの登場人物の中で1番「ポジ」なのは3女の舞かな…と思った(笑)堀江葵月ちゃんコメディがめちゃくちゃ上手くてすごい。あと、あの時代背景が伝わるのも、須藤茉麻さん演じる長女みちがいてくれるのが大きい。

るみ役桃々姫、なんで眼鏡の男の子の語り部衣装着てるの!??と最初出てきたとき思ったけど普通に半纏の柄が似てるだけでした。

いっちゃんと並んでるの見ると、うわ〜この子達数年後にBEYOOOOONDSになるのか…と思ってしまう(笑) あと、アンサンブルにいる川村文乃ちゃんのスタイルがやばい。


途中で浪人するのやめて就職しようと頑張ってたのに、結局ゆみへの執着にとらわれたまま引きこもりになってるりさ、死ぬほどこじらせてるな……その間にゆみは一応バイトしてる訳だし。

 


"あの子には見せたくない私"がいて、見せたくないのに分かって欲しい。なんか上手くいかなくてこじらせた女の子の友情の表現が凄まじい。


最後のシーン、何あれ、、、、

考えるな!感じろ、、!!!としか言えないが最後のシーン妙にドキッとしてしまう。加賀楓山岸理子だからだと思うけど。

「好きだよ!!!!!!!!大好き!!!!!!!(クソデカ声)」って叫び懇願するりさ、感情の表し方が不器用で、本音はストレートでしか投げれません!みたいなところがとても加賀楓のりさ。

ただ、りさがゆみを「大好き」なのは割と序盤から分かりきっていたので、このシーンにおいてはゆみの「ごめんね」「ありがとう」の方が重要ワードなんだよな。絵面と雰囲気からしてゆみがりさを許しているように見えるけど、実際はりさがゆみを許しているシーンなんじゃないかな…と思った。

ABCチームでラストのセリフも表現も違うっぽくてそれはそれですごく面白い。

 


ゆみと友達になれたとはいえ引きこもりニートりさ今後どうすんの?と思っちゃったけどそんなことはこのストーリーにおいては一旦どうでもいいことなんだろうな多分。

見終わってもしばらくあの地図の意味が理解出来てなかったんだけど、他の方の感想見てやっとわかった。そういうことね…。

 


これはただの加賀オタの私の感想なんですけど、ゆみとりさの服が入れ替わった後のりさ(加賀楓さん)の美脚をずっと見てしまう。

加賀楓さんがあんな懇願するように「好きだよ!!!!!!!!」って言ってるの見るのメンブレ不可避だし、あのラストシーンで山岸理子加賀楓の"正妻"と言われてきた所以をなんとなく分からせられた気がしている。


当時、U-NEXTで演劇女子部を4作品見続けて(ファラオ'18 →ファラオ'17 →リリウム→ネガポジ)もうお前加賀楓さんなら何でもいいんだろゾーンに来ていたのであんまり気にしてなかったけど、

・約3年浪人して、就職活動するも結果引きこもりになる

・22歳だった長女が30歳になっているので恐らく引きこもりニートりさは26歳くらい

Windowsを買ってネットの世界に出ることで脱引きこもりした気になっている(ただし家からは出ない)

という点を考えると、りさ社会復帰できそう?大丈夫?と心配になるな…。

 

関係ないけど、何年か前のUTB(1年に1回くらいあるハロプロ特集のやつ)の小片リサちゃんと浅倉樹々ちゃんの2人グラビアは「りさとゆみのその後じゃん…!!!」と高まりました(笑)

 

とりあえず言いたいのは、ネガポジポジ見て。